そして翌日、東北最大の街の中心部にある大きな公立病院へと検査をしに行きました。
自宅から1時間ちょっとかかる所に、その公立病院はあります。
交通費は往復で約1,500円です。
嫁さんと2人なので×2で3,000円にもなります。
「高すぎだよね…。田舎は公共の乗り物が高くていかん…。」
ホント街の、ど真ん中でした。
病院の目の前の道路は常に渋滞状態。
俺が病院に入る丁度その目の前を、救急車が通り抜けて行ったりして都会の喧騒その物でした。
そして、例によってやはり、この病院も人で溢れ返っていました…。
「げぇ!また待つのかよぉ〜!」
この時、病院に来たら丸一日は潰れる覚悟を持って来ないといけないんだ、と言う事をやっと学習しました。
朝一番で受付を済ませたのですが、初診と言う事もあり、診察にこぎ着けたのは、お昼近くになってからでした。
血液内科では、まず簡単な問診、それと採血をしました。
その後、整形外科に回され、これまた問診とMRI撮影…。
「MRI?昨日撮ったじゃん!」
なんと昨日のMRIの画像は総合病院の画像で、公立病院に引き渡す事ができないそうなのです!?
なんと面倒くさい…。
ですので、また新たに撮るらハメに…。
「一回の撮影に10,000円ぐらいかかるんだぞぉ〜!」
声を大にして叫びたかった…。
考えてみれば、仕事を休んでかれこれ2週間近くになっていました。
小さい会社なので有給など有る訳もなく、休めばその分収入はマイナス…。
来月の給料は、かなり厳しい結果になりそうでした…。
しかし、そんな事を考えていても仕方がありません!
現時点の状態でこの歩けない状態では足場に登ることなどできず、仕事に行ける訳ないのですから。
従って渋々MRIを撮り、結果を待つ事にしました。
まずは血液内科の結果発表からでした。
血液検査の結果は、ほぼ昨日と同じ数値でした。
そして昨日の先生よりも詳しい説明を受ける事が出来ました。
白血病だとすると「慢性骨髄性白血病」だと言う事。
それを確かなものにするために明日また病院に来て今度は骨髄の検査をすると言う事。
骨髄の検査である「骨髄穿刺」は胸真ん中の肋骨が集まるところの「胸骨」と言うところから採ると言う事。
そしてそれはかなり痛いと言う事…。
30〜40分の説明を受け診察室を出ました。
診察室を出た後、嫁さんが一言「検査痛いんだって♪」と、嬉しそうに言ってきました。
「くっそぉ〜!他人事だと思ってぇ〜!!」
骨髄検査は麻酔を使ってもかなりの激痛があるらしいのです。
昔、弟が大きな病気をした時、白血病の疑いがあったらしく、その時に骨髄を採取したらしいのですが、その光景を母親は、あまりの痛々しさに見ていられなかったらしいのです。
そんな事を思い出してしまいました。
「かなり憂鬱だ…。」
そうこうしている間に、整形外科にも受診の知らせがあり、診察室へ向かう事になりました。
MRIの画像を見ての見解は昨日行った病院と変わらない内容でした。
かなり肥大しているため、注射での吸引は無理との事なので、やはり外科的処置、要は手術で切って除去すると言うのです。
今日はベッドの都合が付かないらしく、明日から入院になる事を先生は付け加えて来ました。
「えっ!?入院ですかぁ!?」
「それも明日って!?」
そして先生は続けて言いました。
「血液の疾患もある為、血液内科と連携をとりながら慎重に治療を進めて行きますので」
「いやいや、そうじゃなくて…。」
この時の俺は治療計画なんてどうでも良かったのです…。
入院期間はどれくらいになるのか?
治療費はいくら?
「どうなるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜ッ!!」
参りました…。
俺も嫁さんもかなりブルーです…。
「なる様にしかならないね。」
そんな言葉を発したのは嫁さんでした。
「この人はすごい!!」
と、思いました。
そして、この人と一緒にいる事が出来てよかった…。
一人だったら間違いなく、この重圧に押し潰されていただろうと思いました。
続く…。
医療費ってかなり掛かるんですよね。
自分が大きな病気になって初めて分かった事の一つです。
保健証を使っても治療費本来の額から3割は本人負担な訳ですから、治療が高ければそれだけ本人負担も多くなる訳です。
保健料を滞納とかしていると保健証が使えなくて、いざ病気か何かに罹って治療を受けなければならないと言う時に大変な事になりますよ。
「国民健康保険」「国民年金」はちゃんと納めましょうね!
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